IPv4ネットワーク
[接続モード]
IPアドレスの設定方法を選択します。
固定IP:IPアドレスを「IPアドレス(IPv4)」に入力して設定します。
DHCP:DHCP機能を使用してIPアドレスを設定します。
自動設定(AutoIP):DHCP機能を使用してIPアドレスを設定します。DHCPサーバーが見つからない場合は、自動でIPアドレスを設定します。
自動設定(おまかせ):DHCP機能を利用してネットワークアドレス情報を参照し、使用していないIPアドレスを固定IPアドレスとしてカメラへ設定します。設定されるIPアドレスはサブネットマスクの範囲内でカメラが自動で決定します。DHCPサーバーが見つからない場合は、IPアドレスを192.168.0.10に設定します。
初期設定:自動設定(おまかせ)
お知らせ
•
自動設定(AutoIP)で、DHCPサーバーからIPアドレスを取得できない場合は、169.254.1.0〜169.254.254.255の間で同一ネットワーク内で使用されていないIPアドレスを検索してIPアドレスを設定します。
[IPアドレス(IPv4)]
DHCP機能を使用しない場合、本機のIPアドレスを入力します。PCや他のネットワークカメラに設定したIPアドレスと重複しないように入力してください。
初期設定:192.168.0.10
お知らせ
•
DHCP機能を使用する場合でも、複数のIPアドレスは使用できません。DHCPサーバーの設定についてはネットワーク管理者にお問い合わせください。
[サブネットマスク]
DHCP機能を使用しない場合、本機のサブネットマスクを入力します。
初期設定:255.255.255.0
[デフォルトゲートウェイ]
DHCP機能を使用しない場合、本機のデフォルトゲートウェイを入力します。
初期設定:192.168.0.1
お知らせ
•
DHCP機能を使用する場合でも、デフォルトゲートウェイに複数のIPアドレスは使用できません。DHCPサーバーの設定についてはネットワーク管理者にお問い合わせください。
[DNS]
DNSサーバーのアドレスを自動(「Auto」)で取得するか、手動で入力する(「Manual」)かを設定します。「Manual」に設定した場合、DNSの設定を行う必要があります。
DHCP機能を使用する場合は、「Auto」に設定すると、自動的にDNSサーバーアドレスを取得できます。
設定についてはシステム管理者にお問い合わせください。
初期設定:Auto
[プライマリーサーバーアドレス]、[セカンダリーサーバーアドレス]
「DNS」を「Manual」で使用する場合、DNSサーバーのIPアドレスを入力します。
DNSサーバーのIPアドレスについては、システム管理者にお問い合わせください。
IPv6ネットワーク
[手動設定]
IPv6アドレスを手動で設定するかどうかをOn/Offで設定します。
On:手動でIPv6アドレスを入力します。
Off:IPv6アドレスの手動入力ができません。
初期設定:Off
[IPアドレス(IPv6)]
「手動設定」を「On」に設定した場合、IPv6アドレスを手動で入力する必要があります。
他の機器と重複しないよう入力してください。
お知らせ
•
手動設定したIPアドレスでルーターを越えて接続する場合には、IPv6互換のルーターを使用し、IPv6アドレスの自動設定機能を有効にしてください。また、IPv6互換のルーターから付与されるプレフィックス情報を含むIPv6アドレスを設定してください。詳しくは、ルーターの取扱説明書をお読みください。
[デフォルトゲートウェイ]
IPv6ネットワークの「手動設定」が「On」のとき、本機のIPv6ネットワークのデフォルトゲートウェイを入力します。
初期設定:空欄
[DHCPv6]
IPv6のDHCP機能を使用するかどうかをOn/Offで設定します。
DHCP機能を使用しないPCと他のネットワークカメラが同じIPアドレスにならないように、DHCPサーバーを設定してください。サーバーの設定については、ネットワーク管理者にお問い合わせください。
初期設定:Off
[DNSプライマリーサーバーアドレス]、[DNSセカンダリーサーバーアドレス]
DNSサーバーのIPv6アドレスを入力します。DNSサーバーのIPv6アドレスについては、システム管理者にお問い合わせください。
IPv6/v4共通
[HTTPポート番号]
ポート番号を個別に割り当てます。
設定可能ポート番号:1〜65535
初期設定:80
以下のポート番号は、本機で使用していますので設定できません。
20、21、23、25、42、 53、 67、68、 69、110、123、161、162、443、554、995、10669、10670、59000〜61000
[通信速度]
データの通信速度を以下から選択します。通常は、初期設定の「Auto」のまま使用することをお勧めします。
Auto:通信速度が自動設定されます。
100 M-Full:100 Mbps 全二重
100 M-Half:100 Mbps 半二重
10 M-Full:10 Mbps 全二重
10 M-Half:10 Mbps 半二重
初期設定:Auto
[RTPパケット 最大送信サイズ]
RTPを使用してカメラの画像を見る場合に、カメラから送信するRTPパケットサイズを制限するかどうかを設定します。通常は、「制限なし(1500 byte)」のまま使用することをお勧めします。
使用する通信回線のパケットサイズが制限されている場合は、「制限あり(1280 byte)」を選択してください。通信回線の最大パケットサイズについては、ネットワーク管理者にお問い合わせください。
初期設定:制限なし(1500 byte)
[HTTPの最大セグメントサイズ]
HTTPを使用してカメラの画像を見る場合に、カメラから送信する最大セグメントサイズ(MSS)を制限するかどうかを設定します。通常は、初期設定のまま使用することをお勧めします。
使用する通信回線の最大セグメントサイズ(MSS)が制限されている場合は、「制限あり(1024 byte)」/「制限あり(1280 byte)」を選択してください。通信回線の最大セグメントサイズ(MSS)については、ネットワーク管理者にお問い合わせください。
初期設定:制限なし(1460 byte)
UPnP
本機は、UPnP(Universal Plug and Play)に対応しています。UPnP機能を使用すると、以下の設定を自動で行うことができます。
–
ルーターのポートフォワーディング機能を設定すること。(ただし、UPnP対応のルーターが必要です。)この設定はインターネットや携帯電話・携帯端末からカメラにアクセスする場合に便利です。
–
カメラへのショートカットをPCの[マイネットワーク]フォルダー(Windows 8、Windows 7、Windows Vistaの場合は、[ネットワーク]フォルダー)に作り、カメラのIPアドレスが変わってもそのショートカットが自動で更新されること。
[自動ポートフォワーディング]
ルーターのポートフォワーディング機能を使用するかどうかをOn/Offで設定します。
自動ポートフォワーディング機能を使用するには、使用するルーターがUPnP対応で、UPnP機能が有効になっていなければなりません。
初期設定:Off
お知らせ
•
自動ポートフォワーディングによりポート番号が変更されることがあります。変更された場合は、PCやレコーダーなどに登録されているカメラのポート番号を変更する必要があります。
•
UPnPの機能は、カメラをIPv4ネットワークに接続する場合に使用できます。IPv6には対応していません。
•
[有効]が表示されていない場合は、故障かな!?の「インターネットからカメラにアクセスできない」をお読みください。(→
3.3 故障かな!?)
[カメラへのショートカット]
カメラへのショートカットをPCの[マイネットワーク]フォルダー(Windows 8、Windows 7、Windows Vistaの場合は、[ネットワーク]フォルダー)に作るかどうかをOn/Offで設定します。カメラのショートカットを作る場合に、[On]を選択してください。
カメラへのショートカット機能を使用するには、あらかじめPCでUPnP機能を有効に設定してください。
初期設定:Off
お知らせ
•
Windowsの[マイネットワーク]フォルダー(Windows 8、Windows 7、Windows Vistaの場合は、[ネットワーク]フォルダー)にカメラへのショートカットを表示させるには、Windowsコンポーネントを追加する必要があります。以下を参照して、UPnPを有効にしてください。
Windows XPの場合
[スタート]→([設定])→[コントロールパネル]→[プログラムの追加と削除]→[Windowsコンポーネントの追加と削除]→[ネットワークサービス]を選択する→[詳細]→[インターネットゲートウェイデバイスの検出とクライアントの制御]と[UPnPユーザーインターフェース]にチェックを付ける→[OK]→[次へ]→完了
Windows Vistaの場合
[スタート]→[コントロールパネル]→[ネットワークとインターネット]→[ネットワークと共有センター]→[共有と探索]の[ネットワーク探索]の項目を広げる→[ネットワーク探索を有効にする]を選択する→[変更の保存]をクリックする→完了
Windows 7の場合
[スタート]→[コントロールパネル]→[ネットワークとインターネット]→[ネットワークと共有センター]→[共有の詳細設定の変更]の[ネットワーク探索]の[ネットワーク探索を有効にする]を選択する→[変更の保存]をクリックする→完了
Windows 8の場合
[スタート]→[すべてのアプリ]を選択する→[コントロールパネル]→[ネットワークとインターネット]→[ネットワークと共有センター]→[共有の詳細設定の変更]の[ネットワーク探索]の[ネットワーク探索を有効にする]を選択する→[変更の保存]をクリックする→完了
HTTPS
HTTPS機能を使用することで、カメラへのアクセスを暗号化することができ、通信の安全性を高めることができます。
[CRT鍵生成]
HTTPSで使用するCRT鍵(SSL暗号化キー)を生成します。
CRT鍵の生成は、[実行]ボタンをクリックすると表示される「CRT鍵生成ダイアログ」で行います。
[自己証明書−生成]
HTTPSで使用するセキュリティ証明書を本機自身で生成します。(自己証明書)
自己証明書(セキュリティ証明書)の生成は、[実行]ボタンをクリックすると表示される、「自己証明書生成ダイアログ」で行います。
[自己証明書−情報]
自己証明書(セキュリティ証明書)の情報が表示されます。
[確認]ボタンをクリックすると、生成した自己証明書(セキュリティ証明書)の登録内容が、「自己証明書確認ダイアログ」に表示されます。
[削除]ボタンをクリックすると、生成した自己証明書(セキュリティ証明書)を削除します。
[CA証明書−署名リクエスト(CSR)生成]
HTTPSで使用するセキュリティ証明書として、認証機関(CA:Certificate Authority)によって発行されたセキュリティ証明書を使用する場合に、認証機関に申請するための署名リクエスト(CSR:Certificate Signing Request)を生成します。
署名リクエスト(CSR)の生成は、[実行]ボタンをクリックすると表示される、「署名リクエスト(CSR)生成ダイアログ」で行います。
[CA証明書−サーバー証明書インストール]
証明機関から発行されたサーバー証明書(セキュリティ証明書)のインストールおよびインストールされたサーバー証明書(セキュリティ証明書)の情報表示を行います。
[参照]ボタンをクリックすると表示される「ファイルを開くダイアログ」で、認証機関から発行されたサーバー証明書(セキュリティ証明書)のファイルを選択し、[実行]ボタンをクリックするとサーバー証明書(セキュリティ証明書)のインストールが実行されます。
サーバー証明書(セキュリティ証明書)がインストールされている場合は、インストールしたサーバー証明書のファイル名を表示します。
[CA証明書−情報]
サーバー証明書(セキュリティ証明書)の情報が表示されます。
[確認]ボタンをクリックすると、インストールしたサーバー証明書(セキュリティ証明書)の登録内容が、「サーバー証明書確認ダイアログ」に表示されます。サーバー証明書(セキュリティ証明書)をインストールしていない場合は、生成した署名リクエスト(CSR)の内容が表示されます。
[削除]ボタンをクリックすると、インストールしたサーバー証明書(セキュリティ証明書)を削除します。
重要
•
有効なサーバー証明書(セキュリティ証明書)を削除する場合は、PC、記録メディアなどにサーバー証明書(セキュリティ証明書)のバックアップがあることを確認してください。再度インストールする場合に、サーバー証明書(セキュリティ証明書)が必要になります。
[接続方法]
本機への接続方法を設定します。
HTTP:HTTP接続のみ可能になります。
HTTPS:HTTPS接続のみ可能になります。
初期設定:HTTP
[HTTPSポート番号]
HTTPSで使用するポート番号を設定します。
設定可能ポート番号:1〜65535
初期設定:443
以下のポート番号は、本機で使用していますので設定できません。
20、21、23、25、42、53、67、68、69、80、110、123、161、162、554、995、10669、10670、59000〜61000
お知らせ
•
接続方法の設定が変更された場合、本機は再起動します。
•
サーバー証明書を使用する場合の注意
あらかじめご使用のブラウザーに認証機関のルート証明書、中間証明書をインストールしてください。ルート証明書、中間証明書の取得方法、インストール方法は、認証機関の手順に従ってください。
•
HTTPSでカメラにアクセスする場合は、画面の表示速度と動画のフレームレートが低下することがあります。
•
HTTPSでカメラにアクセスする場合、画像が表示されるまで時間がかかることがあります。
•
HTTPSでカメラにアクセスしたときに、画像が乱れたり、音声が途切れることがあります。
•
カメラに同時に接続できる最大数は最大画像サイズと配信フォーマットにより異なります。
[カメラへのFTPアクセス]
カメラへのFTPアクセスを許可するかどうかを許可/禁止で選択します。
初期設定:禁止
[配信量制御(ビットレート)]
データの配信量を以下から選択します。
制限なし/64 kbps/128 kbps/256 kbps/384 kbps/512 kbps/768 kbps/1024 kbps/2048 kbps/4096 kbps/8192 kbps
初期設定:制限なし
お知らせ
•
JPEG画像のライブ画像配信とFTP定期送信を同時に動作させるには、「128 kbps」以上のビットレートを選択してください。
•
「配信量制御(ビットレート)」を低く設定した場合、使用環境によっては、スナップショットボタンが動作しない場合があります。
その場合は、[JPEG/H.264]タブの「JPEG」ー「解像度」を「QVGA」にするか、または「JPEG」ー「画質」を低く設定してください。
[IP簡単設定有効期間]
IP簡単設定ソフトウェアからネットワーク設定の操作を有効にする時間を、本機が起動してから20分間/無制限のどちらかに設定します。
20分間:IP簡単設定ソフトウェアでのカメラ設定操作を、本機起動後20分間のみ有効にします。
無制限:IP簡単設定ソフトウェアでのカメラ設定操作を常時有効にします。
初期設定:20分間
お知らせ
•
IP簡単設定ソフトウェアでのカメラ表示は常時有効で、カメラ画面を開くことができます。
•
各サーバーのアドレス設定については、ネットワーク管理者にお問い合わせください。
ポートフォワーディング機能とは、グローバルIPアドレスをプライベートIPアドレスに変換するための機能で、「静的IPマスカレード」や「ネットワークアドレス変換(NAT)」などがあります。この機能はルーターに設定します。
ルーターにカメラを接続してインターネット経由でカメラとアクセスするには、ネットワークカメラごとに個別のHTTPポート番号を設定し、さらにルーターのポートフォワーディング機能を用いてアドレス変換を行う必要があります。詳しくは、ルーターの取扱説明書をお読みください。